方針
今回は何層にも塗膜を重ねてから、わざと剥がす事によって実際に運用されて経年劣化してそうな
雰囲気を出していきたいと思います
アクリルガッシュを途中に挟んでいるのは塗膜を剥がしやすくするためです
工作
エナメル線 0.4mmでライトのコードを作成
片方をライトの後ろに接着、もう片方を車体に開けた穴に通しました
板おもりを適当な大きさに切り出して機銃用三脚の周りに接着して止めベルトとしました
真鍮線でアンテナを作成
塗装
ゲート跡・パーティングライン・大きなヒケを処理後、紙ヤスリ#400~#800で処理。
中性洗剤で洗浄、乾燥したパーツに塗装していきます。
基本的に下地塗装→グラデーション塗装
たまにシャドー吹き
調色は配合比の多い順に書いているつもりですが記憶違いもありますのでご了承ください。
使用ハンドピースは細吹き時は0.2mm、下地塗装・メタリック塗装・コート塗装は0.5mmです。
全てのパーツに対して
ガイア サフ→アクセルS コンクブラック→アクセルS ギルティングシルバー→
ニュートラルグレーⅣ→アクリルガッシュ 調色したプライマーレッド→
履帯を除くパーツに対して
アクリルガッシュ オリーブグリーン+ブラック→オリーブグリーン→
デカール貼り付け
履帯、タイヤ、車載装備などをエナメル筆塗りで塗装→半光沢クリアー
爪楊枝、デザインナイフで塗膜を剥がす
これによって傷ついてない部分はオリーブグリーン、
傷ついている所はプライマーレッド(錆止め塗料として塗られている)
さらに傷ついている所は下地の金属がちょっと見える状態のグレー
もっと見える状態がシルバーという表現ができます
Mrウェザリングカラー ステインブラウンでウォッシング→
車体上面にフィルタ・リキッド スポットイエロー、奥まった所にシェードブルーでフィルタリング
エナメル オリーブドラブ+ホワイトでドライブラシ
パステルを茶こしで粉末状にしてアクリル溶剤を混ぜたものを足回りに塗り付けて
乾燥後、綿棒で擦り落とす
燃料タンクの周りにステインブラウン+ラストオレンジを塗りウェットクリアーも塗り重ね
燃料がこぼれた感を出す
黒いパステル粉末をススが付きそうな所に擦り付ける
エナメル クロームシルバーで機銃などにハゲチョロ
エナメル ハルレッドを錆びそうな所に塗り、エナメル溶剤を含めた筆でなぞって錆びに変化をつける
フラットクリアープレミアム
フィギュアの塗装
ガイア ホワイトサフ→エナメル塗料で塗り分け、さらに影部分に暗めの色・光の当たりそうな所に
明るめの色を塗り、エナメル塗料を含ませた筆でなぞり境界線をぼかします
半光沢クリアー→ステインブラウンでウォッシング→半光沢クリアー→ドライブラシ
ベースの作成
木製のパネルにニスを塗り乾燥後、マスキングテープを貼り保護して紙粘土を盛り付け地面を作る
情景テクスチャーペイント ダークアースを筆塗り→ジオラマ用の砂、小石などをばらまき
ボンド+水+界面活性剤1~2滴を混ぜたもので固着させる
クレオス サンディブラウン→タンで塗装する
ラベルはプリンターで作成しました
完成写真
雑感
実は今回の塗装方法は初めて挑戦したのですがなかなか思い通りにはいきませんでした
爪楊枝で擦って下地を出そうとしても出ずにデザインナイフで削る事になったり
せっかく出した下地もウォッシングしたらあまり目立たなくなったりと
ですのでもしこの記事を参考にするならわりと派手に下地を出しても良いかもしれません
私もリベンジしたい気持ちはありますので、その時はもっと参考になるものを書きたいですね。
とはいえ今まで製作した戦車(未公開ですが)の中では間違いなく一番いい出来なので
そこは満足しています。
今回もご拝読ありがとうございました。